カンタータ掲示板(テーマ別)

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タイトル mein か o か
投稿日: 2007/07/01(Sun) 22:13
投稿者葛の葉

日本語のカンタータ演奏。大変貴重な試みと思い、このサイトからもリンクさせていただいています。
と言いつつ、(分かりもしない)ドイツ語歌詞にこだわっています。

カンタータ133番の終結コラールを見ていますと、リリングのブックレットでは最後の行が"Mein Jesu, schlaf ich ein."なのに対して、ベーレンライターのスコアでは"o Jesu, schlaf ich ein."となっています。
ところが、リリングのレコードを聴くと、ちゃんと"o Jesu, schlaf ich ein."と歌っています。
これはどうしたことかと思い、結局手持ちのCDを全部聴いてしまいました。
結果分かったことは、ほとんどのCDで、ブックレットは"mein"、演奏は"o"だったということです。
ただし、ガーディナー(Archiv盤)とコープマンはブックレットも"o"、逆にヘレヴェッヘだけはブックレットも演奏も"mein"でした。

つまり演奏の世界では"o"が、楽譜以外の文字の世界では"mein"が主流ということです。

大御所デュルの本も"mein"、その他ネット上で見られる歌詞や対訳もほとんどが"mein"。
ただし、ちゃんと楽譜に基づいた歌詞を使用している小林英夫さんの対訳は"o"でした。
http://www.asahi-net.or.jp/~hc2n-iijm/kobayashi/bwv133/bwv133T.pdf

実は、新バッハ全集に限らず、旧バッハ全集も、何かと問題のあるブライトコップフのヴォーカルスコアも、みんな"o"なのです。
演奏家は楽譜しか見ないので"o"と歌うのは当然。
逆にデュルは楽譜ではなく、C.ツィーグラーのコラール歌詞を直接引用したのでしょう。
その他はほとんどが親亀子亀の世界ではないかと思います。
(ヘレヴェッヘが"mein"と歌っているのだけが不思議です。)

133番のベーレンライターによる歌詞は、まだサイトの方のリンクは更新していないので、次を見て下さい。
http://www.kantate.info/BWV133.pdf


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