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タイトル リリング104番の神学的解釈
投稿日: 2007/04/26(Thu) 17:33
投稿者Skunjp

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> 私もSkunjp様に倣い、朝のカンタータを始めたのですが、ご紹介していただいたヘンスラー社の社長さんとSkunjp様のおっしゃっていることが、すごく納得できます。


ヘンスラーさんは、たぶんリリングでカンタータを聴いていると思いますが、私も昨日、リリングで104番を聴きました。

いろんな感想を持ちましたが、リヒターのものがコンサートホールで響く極上のカンタータであるのに比して、リリングのものは教会で響く真摯なカンタータですね。

リリングのカンタータの特長として今回感じたのは、そこに信仰的な法悦というか喜悦の感覚があるということです。

それはたとえば「リズムの乗り」です。これはイエス・キリストに対する直接的な賛美であり、信仰の喜びをストレートに現しているということです。だから、あのウキウキするような躍動感が生まれる。

そして一番驚いたのは、第5曲のバスアリアです。シェーネは素晴らしいですが、テンポが凄く速い。もちろんこれはリリングの解釈です。「これではパストラーレではないのでは?」と思い、なぜこのテンポを取ったのか考えました。私なりの答はすぐわかりました。これは歌詞の「眠り」にスポットを当てた表現だと思いました。それも「死の眠り」です。

キリストにあって死んだ者の体は黄泉に行って眠り、魂は天国に行くと聖書には書いてあります。そして、キリストの再臨(正確に言えば空中再臨)の折に、眠っている死者の体が栄光の体に甦えらされ、天国の魂と合体する、とも書いてあります。(1テサロニケ4:17)

「死の眠り」の音楽は復活節オラトリオのテノールアリアが有名ですが、リリングの104番のバスアリアは、テンポの速さと、しめやかな感じがこれにそっくりなのです。

そこで私なりの仮説ですが、リリングの速いテンポの理由は、「死の眠りは短い方が良いに決まっている」との解釈にあるのではないか、ということです。早く天国に迎えて欲しい…、と。聖書にも「早く来てください」(黙示録)とあります。つまり、死の眠りを現すこのバスアリアは速いテンポでなければならない、というリリングの神学的解釈なのではないでしょうか?


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