カンタータ掲示板(テーマ別)

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タイトル Re^2: 全部聴いてはないけれど〜全集についてのおおまかな感想
投稿日: 2006/09/08(Fri) 17:53
投稿者Skunjp

> 私の知り合いのお姉さんが音大出で、そのお姉さんがリリングの指揮は
> 良くないと強い主張をしていた

罪作りな方ですねー。(I先生のお弟子さん?)



さて、旅の者さんの感想を大変興味深く読みました。

以下、私の感想です。

> 1、レオンハルト・アーノンクール全集(テルデック全集)
> レオンハルトの指揮は3分の1ほどなのですが、
> わたしにとっては、レオンハルトの全集という印象が強いです。

全く同感です。私は最初の半分を持っていないので図書館で借りて、それもレオンハルトだけをコピーしようと考えています。アーノンクールファンの皆様、ごめんなさい。



> 2、リリング全集(ヘンスラー全集)
> 当時のドイツ最高のメンバーが集結したという器楽奏者や歌手の競演、それをしっかりと包みこむリリングの信頼感
> あふれる指揮ぶりは、聴けば聴くほど味わいが増します。とにかく、何といっても、歌手がすばらしい!

これも同感です。リリングの魅力は「地に足のついた信仰」だと、私は思っています。つまりバッハカンタータ演奏の真実といったものを私はリリングの全集に感じます。歌手も皆巧い人もあまり巧くない人も、等しく「人徳」で聴かせる感じです。



> 3、ルーシンク全集(ブリリアント全集)
> 安価だったので、発作的に購入しましたが、やむをえぬ事情により、手離してしまいました。

やむをえぬ事情?それがいったい何なのか気になる所ですが…。私の場合は買った翌日に売り払ってしまいました。これを「短気は損気」と言います。…どうして売り払ってしまったのか?それは、やむをえぬ事情です。


> 4、コープマン全集
> また、深刻な内容を持つカンタータについても、決して圧倒的な感動というわけではありませんが、
> 誠実な演奏を聴かせます。通奏低音にリュートの響きが聴けるのも、大きなポイントです。

通奏低音のリュートがコープマンのコンセプトを良く現していると思います。ひとことでいえば「インティメート」ですね。従来、近づきがたいイメージのあった信仰の牙城「バッハ・カンタータの世界」を、グッと私たちの身近な所にひきつけた功績はとても大きいと思います。加えて歌手が良いですね。パドモアとメルテンスが大好きです。あと、女性アルトも良いですね。ただコープマンのCTのチョイスは時々「?」です。それからレーベルが換わって以降、オケが若干引っ込んだ録音バランスになりました。これで損をしていると私は思っています。



>>> その他、進行中の全集。あるいは、すでにその望みが絶たれたもの…

●鈴木雅明

言わずと知れた世界中が注目しているカンタータシリーズです。どういうわけか、日本では実力に比べてやや評価が低い気がします。私が最も好きなカンタータ演奏のひとつですが、この掲示板ではあまり話に乗ってくる人がいないのが寂しいです。

●ヘレヴェッヘ

濃密さとしなやかさで勝負します。すごく「ネーデルランド」している感じがします。(…どんな感じ? (^_^;))それからカトリシズムの匂いがするのですが、これもまた魅力です。ベートーヴェンなどやらずに、もっとカンタータ録音のペースを上げて欲しいです。

●クイケン

レコ芸では、「かつての生命感が失われた」と心配している評者がいました。私は、…ノーコメントです。

●ATMAの全集

ダニエル・テイラー指揮シアター・オブ・アーリー・ミュージックのCDが3枚ほどあり、その後、ミルンズ指揮のモントリオール・バロックのCDが2枚あるのでしょうか。ふたりの演奏はコンセプトが非常に似ていますが、爽やかな表情、バランスの良さ、テンポの適正さ、純正さ等、非常に好感を持っています。どちらかと言えば前者が好きですが。…続編が全然出ませんね。

●コワン

コワンが私的にチェロピッコロを弾きたかったのかしら?続編がぱったり途絶えています。後続は期待できないでしょう。

●ガーディナー

この人は大指揮者ですね。音楽的なふところが深くて大きい。しかし例のライブものは、有名曲だけでも再録してさらに完成度を高めて欲しいです。どこか目鼻の効くレーベルが実現させてくれないかなー。

●リヒター

ひとこと、天才ですね。私のカンタータ観は、これを揺りかごにして育ちました。非常に深く、激越で、深刻で、歓喜も爆発するようです。ただし天才ゆえ凡人とは視点が異なる場合があり、違いすぎるとイタイときがあります。

●ヴェルナー

人間的魅力に溢れる演奏。最初ユルフンに感じますが、はまるとトコトン好きになれます。

●トーマスカントルたち

ひとまとめにして済みません。どれも個性があってかけがえのない魅力があります。ラミンの原初の感動。トーマスのスケール感。Eマウエルスベルガーの滋味。ロッチェの明朗さ。どれも大好きです。

●ヴィンシャーマン

楽しい世界ですねー。もっと若い時に録音して欲しかった。

●シュライヤー

世俗カンタータが見事です。

●リステンパルト

穴馬的存在です。素晴らしい演奏があります。



※上記はあくまで私の私見です。気を悪くされた方がいたらごめんなさい。また、その他にもカンタータを入れた指揮者がおられることと思いますが、私はあまり聴いていないので割愛します。


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