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タイトルシフのパルティータ
記事No948
投稿日: 2008/03/05(Wed) 06:03
投稿者でかぷり
昨日、アンドラーシュ・シフのパルティータ全曲演奏会に行ってきました。
もう25年以上前、紅顔の青年だったシフのリサイタルに接して以来久々でしたが、当然のことながら恰幅の良い紳士に変身していました。
私は彼と同い年なので、自らの年齢も再認識させられ、しばし感慨にふけった次第。

ところで、シフは6曲のパルティータを以下の順に演奏していました。

第5番 ト長調
第3番 イ短調
第1番 変ロ長調
第2番 ハ短調
(休憩)
第4番 ニ長調
第6番 ホ短調

一目瞭然ですが、ト→イ→変ロ→ハ→ニ→ホという風にヘキサコードを順に上がっていくことになります。
しかも、長調と短調が交互に演奏され、まさに絶妙の並び方です。
シフはインタビューのなかで、これを偶然に発見したようなことを言っていましたが、バッハの周到な計算はこんなところにも張り巡らされているのですね。

演奏の方は、若き日のCD録音よりもずっと深みを増した素晴らしいものでした。
曲を完全に手の内に入れた完璧な演奏といってもいいのではないでしょうか。
特に前半最後の第2番は、この日の演奏のピークを形成していたように感じました。
いずれ(この演奏順に)是非再録音して欲しいと思います。

タイトルRe: シフのパルティータ
記事No949
投稿日: 2008/03/05(Wed) 07:31
投稿者初心者。
> 一目瞭然ですが、ト→イ→変ロ→ハ→ニ→ホという風にヘキサコードを順に上がっていくことになります。
> しかも、長調と短調が交互に演奏され、まさに絶妙の並び方です。

ヘキサコード、って何ですか?

タイトルRe^2: シフのパルティータ
記事No951
投稿日: 2008/03/05(Wed) 13:22
投稿者でかぷり
> ヘキサコード、って何ですか?

私も専門的なことはわかりませんが、手元の資料からの受け売りで。
ヘキサコードとは、グレゴリオ聖歌を正しく歌うために発案された6音からなる音階で、中世からルネサンス期の教会音楽に使われました。
11世紀にダレンツィオがイタリア歌曲「聖ヨハネ讃歌」に基づき、各音を「ウト・レ・ミ・ファ・ソル・ラ」を呼び、現在の音階のもとになったようです。

お詳しい方がおられれば補足してください。

タイトルRe: シフのパルティータ
記事No950
投稿日: 2008/03/05(Wed) 12:48
投稿者ライムンド・川端猛
> 演奏の方は、若き日のCD録音よりもずっと深みを増した素晴らしいものでした。
> 曲を完全に手の内に入れた完璧な演奏といってもいいのではないでしょうか。

素晴らしい上にうらやましいですね。来日すると昨年聞いていましたが、すっかり忘れていました。
私はパルティータも入っていますシフの録音集(デッカ・輸入盤10CD)を持っていまして、車内でカーナビのHDに録音して聴いています。その演奏も素晴らしいと思うのですが、20年くらい前の演奏になるのか、とあらためて思い出しました。

タイトルRe: シフのパルティータ
記事No1161
投稿日: 2009/09/25(Fri) 12:18
投稿者でかぷり
> 昨日、アンドラーシュ・シフのパルティータ全曲演奏会に行ってきました。

> いずれ(この演奏順に)是非再録音して欲しいと思います。

と書きましたが、このほど新録音が発売されました。といっても、私が聴いた演奏会の前年にライヴ録音されたものですが。

一聴してその素晴らしさに感嘆し引き込まれてしまいました。
楽譜校訂作業を含む永年の研鑽が見事な形で結実していると言ってよいと思います。

シフ自身の集大成的名演であるとともに、バッハのピアノ演奏におけるひとつの頂点をなすものではないでしょうか。

ぜひご一聴を。

タイトルRe^2: シフのパルティータ
記事No1164
投稿日: 2009/10/03(Sat) 14:22
投稿者旅の者
> > 昨日、アンドラーシュ・シフのパルティータ全曲演奏会に行ってきました。
>
> > いずれ(この演奏順に)是非再録音して欲しいと思います。
>
> と書きましたが、このほど新録音が発売されました。といっても、私が聴いた演奏会の前年にライヴ録音されたものですが。

 でかぷりさん、こんにちは。

 わたしも聴かせていただきました。
 おっしゃるように、いつも通りのライブ録音なのですが、そのあまりの美しさ、完成度に誰もが驚くのではないでしょうか。
 シフくらいの次元に達すると、ライブだからこそ、この出来栄え、と言うことになるのかもしれません。

 確かに、この順番がミソですね。
 それにしても、これを実演でお聴きになったとは・・・・!

 個人的には、こうなったら、平均律第2巻の再録を熱望します。