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タイトルカンタータ47番とスペインのバロックオルガン音楽
記事No494
投稿日: 2006/10/16(Mon) 22:10
投稿者Skunjp
旅の間、カンタータ47番をMDに落としてずっと聴いていました。演奏はリリング。これは初めて聴く曲でしたが、凄い名曲です。オブリガートでオルガンが活躍しますが、この時期にこのようにさかんにオルガンが使われるのは何か理由があるのでしょうか?

それにしてもこのような名曲の録音が全集以外に少ないというのは悲劇だと思います。


さてバッハとは違いますが、旅のお供で、スペインバロックのオルガン音楽を何度も聴きました。カバニーリェス(1644-1712)という作曲家ですが、聴き慣れたドイツバロックとあまりに違うので最初ショックでした。でも濃密で独特の対位法が非常に魅力的で、それにスペイン的と言うんでしょうか、何とも言えない奇妙な旋律や半音階が「異形の美」ともいうべき空間を醸し出していました。…何となくガウディの聖堂を連想しました。これは非常にオススメだと思います。機会があったらぜひお聴きください。

タイトルRe: カンタータ47番とスペインのバロックオルガン音楽
記事No495
投稿日: 2006/10/17(Tue) 00:35
投稿者旅の者
> 旅の間、カンタータ47番をMDに落としてずっと聴いていました。演奏はリリング。これは初めて聴く曲でしたが、凄い名曲です。オブリガートでオルガンが活躍しますが、この時期にこのようにさかんにオルガンが使われるのは何か理由があるのでしょうか?

 同感です!
 冒頭の大フーガといい、さわやかな第4曲アリアといい、なんてすばらしい!

 ご指摘の第2曲アリアですが、
 オルガンのオブリガート、後年にVnに書きかえてしまっています。

 以前、この曲をコンサートで聴きましたが、確かVnでした。
 Vn版もとても魅力的だったような気がします。
(というか、Vnの方が自然だったような気が・・・・)

 つまり、1726年前後には、わざわざ意識的にオルガンを多用していたわけで、これはどうも、フリーデマンに弾かせるためだったようです。(またまた登場)

 わたしは、市当局との関係から、コンチェルト楽章を使うのに、あまりハデにならないようにオルガンを使用したのでは、と考えていたのですが、
(コンチェルト楽章とオルガンオブリガートが、セットのことが多いので)
 実際は、フリ−デマンが年齢的に、そのような演奏をこなす時期にさしかかっていた、ということらしいですね。

 表の掲示板で話題の、BWV170のあの美しい第3曲も、フリーデマンが弾いたのでしょうか。

タイトルRe^2: カンタータ47番とスペインのバロックオルガン音楽
記事No496
投稿日: 2006/10/17(Tue) 00:54
投稿者Skunjp
>  同感です!
>  冒頭の大フーガといい、さわやかな第4曲アリアといい、なんてすばらしい!
>  ご指摘の第2曲アリアですが、
>  オルガンのオブリガート、後年にVnに書きかえてしまっています。
>  以前、この曲をコンサートで聴きましたが、確かVnでした。
>  Vn版もとても魅力的だったような気がします。
> (というか、Vnの方が自然だったような気が・・・・)
>  つまり、1726年前後には、わざわざ意識的にオルガンを多用していたわけで、これはどうも、フリーデマンに弾かせるためだったようです。(またまた登場)


そうですか。ご教示をいただきありがとうございます。

何だかんだ言っても、フリーデマンがらみの出来事って結構多いですね。やっぱりバッハって親馬鹿というか、とてもフリーデマンに目をかけていたんでしょうね。かけすぎて重圧でダメになった気味があるのかも…

オルガンオブリガートは私も大変好きで、ここしばらくは楽しめそうですね。

再来週は49番が登場ですが、これは私の最愛のカンタータのひとつです。クイケン盤が極美です。楽しみです。

明日の朝は、96番を聴くとしましょう。

旅の者さんの「今週のお題」も我が音楽生活にすっかり定着しました。おかげさまでとっても楽しいです。

タイトルRe^3: カンタータ47番とスペインのバロックオルガン音楽
記事No497
投稿日: 2006/10/17(Tue) 10:14
投稿者旅の者
 帰宅して確認したところ、
 アーノンクール盤のオブリガートは、Vnでした。
 となると、わたしは、むしろオルガン版の方を聴いたことが一度も無いのかもしれません。
 リリングですか、また探さねば。

 それにしても、ほんとにCDが無いですね。びっくりしました。
 完成度の高い器楽曲みたいで、魅力的なのですが。
 自分の中では、けっこうメジャーな位置づけだったので、特にご紹介しなかったのです。
 Skunjpさんがご紹介してくださって、よかったです。

> さてバッハとは違いますが、旅のお供で、スペインバロックのオルガン音楽を何度も聴きました。カバニーリェス(1644-1712)という作曲家ですが、聴き慣れたドイツバロックとあまりに違うので最初ショックでした。

 またまた興味深い人が登場してしまいました。
 スペイン、ポルトガルあたりのチェンバロはよく聴きますが、オルガンというのは、まったく聴いたことがありません。
 これはぜひ、自分の耳で確かめねば。

タイトルRe^4: カンタータ47番とスペインのバロックオルガン音楽
記事No498
投稿日: 2006/10/17(Tue) 13:26
投稿者Skunjp
>  帰宅して確認したところ、
>  アーノンクール盤のオブリガートは、Vnでした。
>  となると、わたしは、むしろオルガン版の方を聴いたことが一度も無いのかもしれません。
>  リリングですか、また探さねば。


今朝も通勤途上で聴きました。やはり47番は名曲ですね。旅の者さんが紹介してくださらなければ、これに出会うのはずっと先だったかもしれません。大感謝です。

特に第一曲の合唱曲が素晴らしい。上行するテーマは「たかぶり」、下行するテーマは「へりくだり」を現し、それぞれが拮抗しあう、とても緊張感と密度の高い曲です。特に上行する通奏低音が長くゴリゴリとした旋律で盛り上がっていく様には興奮させられます。

ところで第二曲がバイオリンとはちょっとピンと来ません。オルガンでしか知りませんのでそう思えるのでしょうが…


>  スペイン、ポルトガルあたりのチェンバロはよく聴きますが、オルガンというのは、まったく聴いたことがありません。
>  これはぜひ、自分の耳で確かめねば。

西山まりえさんですね。チェンバロは。あれは昔よく聴きました。

オルガンはまただいぶ印象が違って、スペインの幻想性が良く出ています。

カベソン、アラウホ、カバニーリェスとつながっていく系譜ですね。特にカバニーリェスは面白いです。これもバッハに続いて通勤中に聴いていたら…、まあ、朝の音楽ではないですね。会社に行きたくなくなりましたので。これは神秘的な夜の音楽です。


・カバニーリェス/第4旋法によるティエント
・ 同/第6旋法によるティエント
・ 同/第7旋法によるティエント
・ 同/第2旋法によるティエント
・ 同/第1旋法によるパッサカーリャ
・ 同/第1旋法によるパセオ
・ 同/第4旋法によるティエント
・ 同/第5旋法によるティエント
・ 同/第8旋法によるティエント
・ 同/第5旋法によるティエント
・ 同/第5旋法によるティエント 76'49"

サンドロ・ミュラー(Org) 95年録音 CYBELE - 20.104