タイトル | : BWV149、95 |
記事No | : 486 |
投稿日 | : 2006/10/02(Mon) 15:34 |
投稿者 | : 旅の者 |
* ミカエルの祝日のカンタータ
レオンハルトのBWV149、わたしも聴いてみました。 この曲は、ピカンダーの歌詞からして感謝の気持ちを前面に押し出したもので、ほんとうに収穫祭にぴったりの「楽しい」音楽です。
レオンハルトも、あいかわらず、すごい。 特に何も強調していないのに、曲本来の輝かくばかりの「喜ばしさ」、「楽しさ」が、そのまま伝わってきます。
ただ、第3曲のアリア、少年の歌も純真ですばらしいのですが、これに関しては、女声のものも聴きたいところです。
* 第16日曜のカンタータ
他には、リリングのBWV95を聴きました。
あらためて、リリングに脱帽。 冒頭合唱など、BWV8のあの合唱に決して負けないくらい、神々しい音楽に聴こえます。
そして、端川さんのアリア集の投稿にも登場したばかりの、オジェー!!
このカンタータは、4曲もの異なるコラールを使った妙な曲で、ソプラノが歌う第3曲も、美しいオーボエのオブリガートがついてはいますが、コラールそのままです。
つまり、ここでのオジェーは、単にコラールを歌っているだけなのですが、 堂々としてまっすぐなその歌声を聴いていると、アリア以上にいろいろな思いが伝わってきて、胸がいっぱいになってしまいます。
それにしても、ほんとに、シュープラー・コラール集にいれたくなるような名曲です。 これについては、演奏によって、曲のよさをあらためて思い知らされた、というところでしょうか。
まさしく、「名曲の名演」。
|