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Wachet! betet! betet! wachet!
BWV 70
1 Coro
Wachet! betet! betet! wachet! (Matthäus 26.41) Luther : Wachet und betet, daß ihr nichit in Anfechtung fallet!
目覚めていよ! 祈れ! 祈れ! 目覚めていよ! 文語訳: 誘惑(まどわし)に陥らぬよう、目を覚ましかつ祈れ。
seid bereit
〜であれ 備えて(いよ)
allezeit,
いつも常に、
bis der Herr der Herrlichkeit
〜の時まで (定冠詞1) 主が (定冠詞2) 栄光の(主が)
dieser Welt ein Ende machet.
この 世に (不定冠詞) 終わりを もたらす(時まで)。
2 Recitativo
(警告と救い)
Erschrekket, ihr verstockten Sünder!
恐れおののけ、 あなたがた かたくなな 罪人たちよ!
Ein Tag bricht an,
ある 日が 始まる、 (anbrechen=始まる)
vor dem sich niemand bergen kann:
〜から その日(から) (再帰代名詞) 誰一人として〜ない 逃れることは でき(ないその日が):
Er eilt mit dir zum strengen Rechte,
それは 急いで行く 〜をともなって あなた(をともなって) 〜へ 厳しい 裁き(へと、そして)、
o! sündliches Geschlechte,
おお! 罪深い 種族よ、 (sündlich=sündig)
zum ewgen Herzeleide.
〜へ 永遠の 悲嘆(へと、急いでいく)。
Doch euch, erwählte Gotteskinder,
だが あなたがたにとって、 選ばれた 神の子らよ、
ist er ein Anfang wahrer Freude.
〜である それは 始まり 真の 喜び(の始まりなのだ)。
Der Heiland holet euch, wenn alles fällt und bricht,
(定冠詞) 救い主は 自ら救い出す あなたがたを、 〜のときに 全てが 崩れ落ち そして 砕け散る(ときに)、
vor sein erhöhtes Angesicht;
〜の前に 彼の 高められた 御顔(の前に自ら救い出す);
drum zaget nicht!
それゆえ 臆する な!
3 Aria
(束縛から解放へ)
Wenn kömmt der Tag, an dem wir ziehen
いつ 来るだろう その 日が、 (その日)に (関係代名詞) 私たちが 逃れ出る
aus dem Ägypten dieser Welt?
〜から (定冠詞3) エジプト この 世の(エジプトから逃れ出る日が)?
Ach! laßt uns bald aus Sodom fliehen,
ああ! 〜しよう すぐに 〜から ソドム(から) 逃れ(よう)、
eh uns das Feuer überfällt!
〜する前に われわれに (定冠詞) (ソドムを滅ぼした天の)火が 下る(前に)!
Wacht, Seelen, auf von Sicherheit
目覚めよ、 魂たちよ、 〜から 太平の眠り(から目覚めよ) (aufwachen = wake up, wachen = be awake)
und glaubt, es ist die letzte Zeit!
そして 信じよ、 今は (定冠詞) 終わりの 時であると!
4 Recitativo
(心と肉体)
Auch bei dem himmlischen Verlangen
実に 〜にもかかわらず (定冠詞3) 天国への 切なる望み(にもかかわらず)
hält unser Leib den Geist gefangen;
捕らえている 私たちの 肉体は (定冠詞4) 心を (捕らえている); (gefangen halten=捕らえておく、監禁する)
es legt die Welt durch ihre Tükke
(形式主語) 置く(罠を仕掛ける) (定冠詞) この世は 〜によって その 悪だくみ(によって)
den Frommen Netz und Strikke.
(定冠詞3) 敬虔な人々に対して 縄(網と縄を置く=罠を仕掛ける)。
Der Geist ist willig, doch das Fleisch ist schwach;
(定冠詞) 心は 熱しているが、 しかし (定冠詞) 肉体は 弱いのだ;
dies preßt uns aus ein jammervolles Ach!
これが 絞り出す 私たちから (不定冠詞) 悲痛な 「ああ(という叫び)」を(絞り出すのだ)! (auspressen=〜から〜を絞り出す)
5 Aria
Laßt der Spötter Zungen schmähen,
〜させよ (定冠詞) 嘲る者の 舌が ののしる(ままにさせておけ)、
es wird doch und muß geschehen,
それは 〜であろう (いかなる嘲り)にもかかわらず そして 必ず〜であろう 起こる(であろう)、
daß wir Jesum werden sehen
(以下のことが) われわれが イエスを 〜であろう 見る
auf den Wolken, in den Höhen;
〜の上に (定冠詞3) 雲(の上に)、 〜に (定冠詞3) いと高きところに;
es wird doch und muß geschehen!
それは 〜であろう (いかなる嘲り)にもかかわらず 必ず 起こる(であろう)!
Welt und Himmel mag vergehen,
この世 天は たとえ〜でも (たとえ)消え去っ(たとしても)、
Christi Wort muß fest bestehen.
キリストの 言葉は 必ず〜であろう 確固として (必ず)存在し続ける(であろう)。
Laßt der Spötter Zungen schmähen,
〜させよ (定冠詞) 嘲る者の 舌が ののしる(ままにさせておけ)、
es wird doch und muß geschehen!
それは 〜であろう (いかなる嘲り)にもかかわらず 必ず 起こる(であろう)!
6 Recitativo
Jedoch bei dem unartigen Geschlechte
けれども 〜の中で (定冠詞3)(この) 度し難い 種族(の中で)
denkt Gott an seine Knechte,
思う 神は 〜のことを 彼の しもべたち(のことを思われる)、
daß diese böse Art
〜するように この 邪悪な 種が
sie ferner nicht verletzet,
彼ら(神の僕たち)を これからは (否定) 傷つけ(ないように)、
indem er sie in seiner Hand bewahrt
〜することによって 彼が(神が) 彼らを(神の僕たちを) 〜の中に 彼の 手(の中に) 守り
und in ein himmlisch Eden setzet.
そして 〜に (不定冠詞) 天の エデンの園に 入れる(ことによって)。
7 Choral
Freu dich sehr, o meine Seele,
喜べ (再帰代名詞) 大いに、 おお 私の 魂よ、
und vergiß all Not und Qual,
そして 忘れよ すべての 悩み 苦しみを、
weil dich nun Christus, dein Herre,
〜だから あなたを キリスト、 あなたの 主が、
ruft aus diesem Jammertal! (Psalm 84.6) Luther : die durch das Jammertal gehen und machen daselbst Brunnen
呼び出される 〜から この 涙の谷(から呼び出されるのだから)! 文語訳: 彼らは涙の谷をすぐれども其處(そこ)をおおくの泉ある處となす
Seine Freud und Herrlichkeit
彼の 喜び 栄光を
sollt du sehn in Ewigkeit,
〜であろう あなたは 見る(であろう) 永久に、
mit den Engeln jubilieren,
〜とともに (定冠詞3) 天使たちが 喜びの声を上げ
in Ewigkeit, triumphieren.
永久に 勝利を寿ぐ(のとともに)。
Pars 2
8 Aria
Hebt euer Haupt empor,
und seid getrost, ihr Frommen,
zu eurer Seelen Flor!
Ihr sollt in Eden grünen,
Gott ewiglich zu dienen.
Hebt euer Haupt empor,
und seid getrost, ihr Frommen!
9 Recitativo col accompagnamento
Ach, soll nicht dieser große Tag,
der Welt Verfall
und der Posaunen Schall,
der unerhörte letzte Schlag,
des Richters ausgesprochne Worte,
des Höllenrachens offne Pforte
in meinem Sinn
viel Zweifel, Furcht und Schrekken,
der ich ein Kind der Sünden bin,
erwekken?
Jedoch, es gehet meiner Seelen
ein Freudenschein, ein Licht des Trostes auf.
Der Heiland kann sein Herze nicht verhehlen,
so vor Erbarmen bricht,
sein Gnadenarm verläßt mich nicht.
Wohlan, so ende ich mit Freuden meinen Lauf.
10 Aria
Seligster Erquikkungstag,
führe mich zu deinen Zimmern!
Schalle, knalle, letzter Schlag,
Welt und Himmel, geht zu Trümmern!
Jesus führet mich zur Stille,
an den Ort, da Lust die Fülle.
11 Choral
Nicht nach Welt, nach Himmel nicht (Psalm 73:25) Luther : Wenn ich nur dich habe, so frage ich nichts nach Himmel und Erde.
(否定) 〜に向かって この世(に向かっても)、 〜に向かって 天(に向かっても) (否定) 文語訳: 汝のほかに我たれをか天にもたん、地には汝の他にわが慕うものなし。
meine Seele wünscht und sehnet,
私の 魂が 望み そして 思い焦がれる(ものは(イエス以外に)ない)、
Jesum wünsch ich und sein Licht,
イエスを 望み 私は(ただイエスを望み) そして 彼の 光を(望む)、
der mich hat mit Gott versöhnet,
(関係代名詞=イエス) 私を (時制) 〜と 神(と) 和解させた(イエスを)、
der mich freiet vom Gericht,
(関係代名詞=イエス) 私を 自由にする 〜から 神の審判(から自由にするイエスを)、
meinen Jesum laß ich nicht.
私の イエスを 放す 私は (放さ)ない。